漆喰(しっくい)と焼板、そして和瓦で仕上げた和風の建物です。
純和風の外観ですが、漆喰の施工にも向き、構造躯体としても頼もしいダイライトを採用しています。歴史ある工法と現在の工法を融合させた建物になっています。
施主様が代々左官職人を生業としておられ、漆喰の仕上げには拘りをお持ちです。
段差や湾曲、細部まで細やかな装飾をしたり、すごく繊細な工程を経て出来上がる左官仕事は芸術です。
小窓の雨よけ装飾を漆喰(しっくい)で!
家紋も漆喰(しっくい)で!
前面の下屋根軒天井を勾配なりに斜めに上げ、梁が見えるように施工しています。
柱、梁、軒天井を、安全性の高い植物油ベースの自然塗料で塗装しています。
外壁の焼板とより近い色味にする事で一体感を高めています。
家の反対側には、火災から建物を守る火伏せの『水』を漆喰で施工されています。
どの方面から見てもしっかりと漆喰で装飾されています。左官職人としての拘りが伺えますね。
焼板との調和を考えアウトセット引き戸にし、デザインも焼板の縦張りにあわせ縦格子、色も同系色を採用しています。
ポーチ部分は落ち着いた色味で洗い出し施工してあり、和を演出しています。
タヌキは信楽焼きです。
玄関、キッチン、勝手口が直線になっており、全ての扉を開口すると風がスーッと走り抜けます。
短時間空けるだけで室内の空気がリフレッシュされて爽やかな気持ちになれます。
虫も入りません、そう網戸ならね。
タヌキ『おいでやす』
僕には聞こえました。
玄関からお庭へのアプローチにウッドデッキを施工しています。リビング(畳敷)から外を見ると、竹調デザインのフェンスがあり、良い雰囲気をかもし出しています。
お庭へのアプローチを抜けた先です。
お庭のお手入れをまめにされており、春夏秋冬伺うたびに季節に応じたデザインに変わっています。バーベキュー、プールなどにも最適ですね!
少し前にお伺いしたときはハロウィンバージョンでした。今回クリスマスバージョンです!
玄関ホールが和紙畳になっています。玄関からの人の出入り、上り下りに耐えるため、畳床に通常よりも強度を持たせています。
玄関土間も外玄関と同じく洗い出しで施工されています。色味は内装色に合わせ優しい感じの色味を採用しています。
玄関に入ってすぐに和を感じられるようにとの施主様のこだわりです。
リビングへのドアを開けたときの一体感を出す為に、玄関ホールの畳とリビングの畳の目地を合わせています。
畳を敷く向きも交互になるようにしています。
玄関ホールに明るさを持たせる為に窓を取っています。
収納にする事もできますが、窓が一つあると明るさがぜんぜん違い、風も通るので、どちらにするか悩みどころです。
内側から見たの玄関です。珪藻土仕上げの内壁と照明器具のデザイン、照明色が畳と相まって、とても良い雰囲気が出ています。
家具で雰囲気も変わるので、悩み甲斐がありますね!
リビングは和紙畳で畳コーナーにしています。内壁は珪藻土で仕上げ、テレビ台の背面壁は石張りで施工しています。割付(1枚1枚をどのようにはるか)には設計図を作成し丁寧に施工されています。
LDKは真壁にしてあり、立柱、鴨居が見えています。塗料は安全性の高い植物油ベースの自然塗料で塗装しており、お子様が誤って塗装部分を舐めてしまっても大丈夫です!
石の厚みが1枚1枚違うので、写真でも凹凸が分かりますね!
石貼りを隣で拝見しましたが、向きや柄を確認し、1枚1枚丁寧に雰囲気を確認しながらの施工は技術力とセンス、かかる時間で大変だなと感じました・・・。
照明、真壁造りの柱と鴨居が和を演出し、石貼りとマッチしています。石貼り以外の内壁も珪藻土で仕上げており、ここにもこだわりを感じます(^O^)
南東側に大型開口のサッシを採用しています。大きな開口からの日当りは最高ですね!
もうすぐ12月!ガラスアートはクリスマスバージョンです( ^o^)▽∵▽(^o^ )
日光や視線を遮りたいときはレースにも変更できるプリーツスクリーンがおススメです。
カラーも色々あるのでお部屋のイメージにあわせることもできます。
ダイニングとキッチンスペースは無垢材フロアで施工しています。
本物の風合、木質感、年月の経過による色艶(いろつや)の変化がたまりません。収納の扉は柱の濃色を邪魔しないよう白系にしています。
和風のお宅ですが、食事は座卓ではなくダイニングテーブル!が奥様のこだわり。
しかも円卓のダイニングテーブルは角がなく多くの人数での団欒(だんらん)に向いており、お部屋のイメージにもあっています。
フルフラットのキッチンは遮るものがなく、開放感でいっぱいです。
畳で寝ているお子さんを見ながら家事をしたり、忙しい合間にカウンター部分でささっと昼食を取ったりと、とても便利です。
フルフラットキッチンのカウンター下部にスペースがあり、収納にも適しています。
カウンター用の椅子を置いて、テーブル代わりにもできるので、使い方により色々な可能性があります。
タカラスタンダードのフルフラットキッチンです。
要所にホーローが採用されており、お掃除ラクラク!
手元を照らすダウンライトも和のイメージにあわせ四角になっています。細かなとこにもこだわりを!
こちらも和のイメージにあわせ、縦格子状のデザインにしています。
畳と無垢材と縦格子は間違いなく合います。
こちらは収納と違い濃色でデザインが目立つようにしています。
こちらのお宅には勝手口が2箇所あります。
うちの1箇所は勝手口とはいえ、第2の玄関として使えるように靴箱が完備されています。入ってすぐ階段室、キッチンがあり、日々の生活に重宝しますね。
お庭への出入り口に大開口のサッシを採用頂きました。
お庭が道路に面しておらずプライベートスペースになっているので大開口でも気にせずにご使用頂けます。
内壁は珪藻土、床はタイル張りです。タイル張りはデザインとしての雰囲気はもちろん、水気に強く掃除がし易く便利です。
ウォシュレットはTOTOのオート開閉、オート洗浄、温風乾燥、暖房便座、柔らかライト、その他、機能が満載です。
手洗いボールは信楽焼き、水洗柱もボールのイメージに合わせてご選択頂きました。
窓と窓枠の色はお部屋によって変えて頂けます。
手洗いボールの下部分に造りつけの収納庫を採用しています。トイレに収納があると便利&スッキリします。
カウンターは雑貨を装飾するのにも適しています。
エコキュート(スリム)でのオール電化住宅です。
浴室窓にルーバーを外付けし、換気に適した状態にしています。
外からの視線が木になる場所のため、少し高めに窓を設置しています。
窓が道路方面に来る場合の工夫も必要ですね!
タカラスタンダードの耐震ユニットバスです。
壁4面がホーローになっており、床も磁気タイルになっているので、お掃除がラクラクになります。
バルコニーにテラスを屋根を施工しています。
和の雰囲気を壊さないように木調のデザインを採用し、ています。大開口な出入口の屋根代わりにもなります。